巨人の長野久義選手が今季で引退するのではと囁かれている。2010年からプロ入りして今季で16年目、年齢は40歳を超えて身体的な衰えは明らかだ。
今季は開幕から右の代打の切り札で活躍していたが、その後阪神戦でスタメン出場してから調子が急降下。5/25現在、2軍で調整中だ。
このまま、調子が上がらず、1軍に復帰できなければいよいよ引退が近づいてくると思われる。
巨人復帰後の成績は?
長野は2019年に広島から丸が移籍した人的補償としてカープへトレードされる形で放出された。2022年まで広島に4年間在籍していたが、2023年に復帰後
2023年 試合数75 打率.259 本塁打6 打点19
2024年 試合数54 打率.258 本塁打0 打点14
2025年 試合数13 打率.105 本塁打0 打点0 (5/25現在)
と成績が下降している。
怪我の可能性は?
現在、長野が何処かを痛めていて満身創痍の状態でプレーしているかというとそうではない。
ただ、2014年のヤクルト戦で守備の際に右膝を痛めてから盗塁が激減したのは事実であり、そこから少しずつ成績が下降していった印象が強い。
2016年は試合数や打率において前年を上回る成績を残したものの、広島に在籍中は一度も100試合以上出場したシーズンがなく、持病の膝の影響は少なからずあったのではないかと考えられる。
チーム事情は?
現在、外野手は若林、キャベッジ、ヘルナンデス、浅野、重信など若手や外国人で飽和状態であり、長野がレギュラーを獲得できるような状況には到底思えない。ただ、チームは長野にレギュラーを求めるより右の代打の切り札で使いたいのが本音であると思われる。
もう復活はないのか?
現在2軍で調整中であるが、決して今シーズンは開幕から不調であったわけではなかった。開幕のヤクルト戦は代打で右中間にヒットを放ち、同点となる起点を作ったものの、甲子園球場で左翼で先発出場してから調子がおかしくなった印象が強い。
したがって、もう守備にはつかず、右の代打の切り札として活躍が再び出来れば本人次第であるが、来季も現役の姿が見られるのではないのかと考えらえる。