閉店が相次ぐ『天下一品』の店舗数は?このまま絶滅の可能性!!

時事・経済

 かつてラーメンでブームであった全国チェーン店の天下一品の閉店が相次いでいる。2023年は6店舗、2024年は7店舗が閉店し、歯止めがかからない。2025年も東京都・神奈川県・埼玉県で6月30日までに10店舗が閉店する予定だ。このまま天下一品は絶滅してしまうのか。

何故、閉店が相次いでいるのか?

1, 物価の高騰による経営の圧迫

 ラーメン1杯(並)で1,000円程度かかる時代に

 日高屋や行楽苑に比べてほぼ倍に

 まず、令和に入り、平成時代と比べ麺類自体の物価が上昇していることが考えられる。日本は輸入に依存しており、小麦などの価格の値上がりが影響していると考えられる。また、2022年の3月に起きたロシアがウクライナに侵攻した問題も大きく関係していると思われる。また、物価は上昇しているにも関わらず、客層がそれに相応した収入を得られていないため、客離れに繋がっていると考えられる。

2, 新型コロナウイルス(Covid-19)による影響

 次に、2020年から影響した新型コロナウイルスも大きく影響したと考えられる。これは天下一品だけに限らず、全国の飲食店に大きく経営に影響したことは間違いないが、問題なのは2類から5類になり、コロナ制限解除後もコロナ前の状態に戻らないことだ。これは国民がコロナ禍の生活に慣れてしまったことも考えられる。

昔と違って締めのラーメンとならなくなった?

 また、コロナ前に比べて国民の仕事後の生活において大きな変化が見られたと考えられる。コロナ前は職場仲間と飲みをした後、締めのラーメンという流れで客層にお店が流れてきた傾向があるが、今は違う。コロナ禍で外出自粛が言われた中、職場仲間との飲みがなくなり、コロナ後もコロナ禍の生活に慣れてしまったため早く帰宅する傾向が続いている。そのため、飲みに行ってもその後の締めのラーメンとは必ずしもならなくなった。

定番『こってり』も味のバラつきが多くなった?

 更には定番である『こってり』もバラつきが多くなったという声も大きく聞くようになった。これは作る人が違うため、濃さのバラつきも以前より生じるようになったと考えられる。

相次ぐ閉店を防ぐには?

 メニューが『こってり』のイメージが強い天下一品であるが

 『あっさり』の質を上げる

 新メニューの構築

               など

このような工夫をしてみてはいかがか。

 また、新メニューの構築は例えば『こってり+あっさり』のスペシャルバージョンなど今までにない特殊な味など考えるのもアリではないか。閉店は相次いでも、全国でまだ200店舗以上存在している天下一品。今後の動向が注目される。

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